片山広子
昭和初期の中流階級の人は、精神面でも裕福だった。満ち足りた生活だったと思われる。作者もその一人。 作者は大戦前に好きだったアイルランドの文学を戦後再読して、もはや前と同じようには楽しめない自分を嘆く。悲痛な声が聞こえるようだった。 今、心のままに本を楽しんで読める自分は、とても幸せだと思う。
アイルランドの旋律はなつかしい。日本のうたはアイルランドから来たのが多いのかな?エンヤの歌に惹かれるのはケルト音楽の匂いが日本人のうたごころに通じるのかな?かたやまさん、あおぞらぶんこにありがとう。