「古い伝説」の感想
古い伝説
ふるいでんせつ
初出:「美しい暮しの手帖 四号」1949(昭和24)年7月

片山広子

分量:約5
書き出し:いつ、どんな本で読んだ伝説かはつきり覚えてゐない、夢のなかでどこかの景色を見て、蒼ぐらい波の上に白い船が一つみえてゐたやうに、伝説の中の女の姿を思ひ出す、美しい女である。世界最初の女、イヴよりもずつと前にこの世界にゐた美しいリリスである。神は七日のあひだに、つまり七千年か七万年か計算することはむづかしいが、天地とその中の万物をお造りなされて、その創作のすべてをよしと御らんになつた。何もかも御心にか...
更新日: 2024/12/11
8eb05d040692さんの感想

街で見かけた美女から天地創造に話になるのは面白いと思った