「能因法師」の感想
能因法師
のういんほうし
初出:「帝國劇場」新歌舞伎研究會、1920(大正9)年11月初演

岡本綺堂

分量:約45
書き出し:登場人物能因法師《のういんほふし》藤原節信《ふぢはらのときのぶ》能因の弟子|良因《りやういん》花園少將《はなぞのゝせうしやう》少將の奧|園生《そのふ》伏柴《ふししば》の加賀陰陽師阿部正親《おんやうしあべのまさちか》藤原時代。秋のなかば。洛外の北嵯峨。能因法師の庵《いほり》。藁葺の二重家體にて、正面の上のかたに佛壇あり、その前に經卷をのせたる經机を置く。佛壇につゞきて棚のやうなものを調《しつら》へ、...
更新日: 2024/04/28
19双之川喜41さんの感想

 実際には 白河の関には 行かずに 「都をば 霞みと ともに いでし門 秋風ぞふく 白河の関」と 詠む。辻褄(つじつま)を合わせるために 都で 隠れて 暮らす。なんとも 奇抜な 筋立てで 面白いかもしれないと 感じた。