「修禅寺物語」の感想
修禅寺物語
しゅぜんじものがたり

――明治座五月興行――

――めいじざごがつこうぎょう――初出:「美芸画報」1911(明治44)年6月号

岡本綺堂

分量:約5
書き出し:この脚本は『文芸倶楽部《ぶんげいくらぶ》』の一月号に掲載せられたもので、相変らず甘いお芝居。頼家が伊豆の修禅寺で討れたという事実は、誰も知っていることですが、この脚本に現われたる事実は全部嘘です。第一に、主人公の夜叉王《やしゃおう》という人物からして作者が勝手に作り設けたのです。一昨々年《さきおととし》の九月、修禅寺の温泉に一週間ばかり遊んでいる間に、一日《あるひ》修禅寺に参詣《さんけい》して、宝...
更新日: 2021/06/19
19双之川喜41さんの感想

 全部嘘です。 お面は 実在する。 岡本の創作の秘密が解きあかされる。 とても興味深いと思う。 わきでるイメージの展開と処理をみて こうやるのかと驚嘆する。