「御堀端三題」の感想
御堀端三題
おほりばたさんだい
初出:柳のかげ「文藝春秋」1937(昭和12)年8月、怪談「モダン日本」1936(昭和11)年9月、三宅坂「文藝春秋」1935(昭和10)年8月

岡本綺堂

分量:約16
書き出し:一柳のかげ海に山に、凉風に浴した思い出も色々あるが、最も忘れ得ないのは少年時代の思い出である。今日の人はもちろん知るまいが、麹町《こうじまち》の桜田門外、地方裁判所の横手、後に府立第一中学の正門前になった所に、五、六株の大きい柳が繁っていた。堀ばたの柳は半蔵門から日比谷まで続いているが、ここの柳はその反対の側に立っているのである。どういうわけでこれだけの柳が路《みち》ばたに取残されていたのか知らな...
更新日: 2021/03/14
19双之川喜41さんの感想

 初めは  大きな数本の 柳の木下で  涼をとったと言う 話で 甘酒屋 なのが出てたと言う。 次は  夜道で後ろから女が 着いてきた という思いで話。 終わりは 人力車から  馬車の下に 投げ出され 無傷であったけど 節句祝いの 品物は 壊れたので  買い直して 届けると 後年 その子は 早死した と言う 話しで  幽かな 妖怪支立て とでも言うべきか。