「火と氷のシャスタ山」の感想
火と氷のシャスタ山
ひとこおりのシャスタさん
初出:「改造」1929(昭和4)年7月

小島烏水

分量:約23
書き出し:山仲間から、アメリカで好きな山は何か、と聞かれると、一番|先《さ》きに頭に浮ぶのは、シャスタ山である。がそれは必ずしも、好きであるからではない、位置が南に偏《かたよ》り過ぎて、雪が早く融けるし、氷河は小《ち》ッぽけな塊《かたまり》に過ぎないし、富士山のように、新火山岩で、砂礫《されき》や岩石が崩れ易《やす》いので、高山植物は稀薄であるし、「好き」になるところまでは行かないが、それでも、最も多く心を...
更新日: 2025/05/05
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  鳥水が  アメリカの シャスタ山が お気に入りの わけは シャスタと シャスチナの 二人の 姉妹が 手を 繋ぎ あって いるようでもあり 背中を つけあって いるようでもあり その 雄姿は 如何にも 人間味が 有るように 思われるからと いう。私は 偶然 冠雪した 富士山を 丹澤山塊 越しに 遠望しつつ 文を 書いているけど 鳥水は 何かと 不二を 引き合いに 出しながら 話しを 進める。海外にでても 日本の 山風景の 尺度で ものを 見るのには 興味を 引かれた。