「案内人風景」の感想
案内人風景
あんないにんふうけい
初出:「文藝春秋」1931(昭和6)年7月

百瀬慎太郎

分量:約11
書き出し:日本アルプス地方に於て「登山案内者」という職業的な存在が認められたのは、恐らく今から二十二、三年前からの事だろう。それ以前のいわゆる日本アルプス探険時代ともいうべき頃の登山者たちは、概《おおむ》ね、猟師とか、岩魚《いわな》釣りとか、杣人《そまびと》の類か、または、かつて陸地測量部の人夫として働いた事があるというような人を、辛うじて探し出して、頼むべき伴侶とする外はなかったのである。そしてそれらの案...
更新日: 2021/01/03
19双之川喜41さんの感想

 登山のための装備は 目まぐるしく変わっている。 昔はゲートル 今はスパッツである。 ユーモアのある筆の運びは 文才がある人が 案内人となったということが よくわかり 吹き出しそうになると感じた。