永井荷風
明治40年頃の銀座。西欧化の怒濤と古き江戸情緒の融合した当時の銀座界隈の様子が、小気味良く鮮明に画かれており。銀座好きの私には面白くよめた。時代背景に関する著者の鋭い観察も興味深い。
明治の時代でありながら何となく現代に通じるような
永井荷風は初めて読みました。 こういった「東京案内」的なエッセイは、作者の視点がよく分かって面白いです。 題名の通りに銀座の話ですが、今の銀座や東京にも通ずるところがあるので、東京が好きな方は読んでみると楽しいかと思います。