1度目は分からなかったが、最後まで作品を読んでから再び幽霊が出た箇所を見てハハァと腑に落ちた。 二晩現れた女の動作はまさに窓から人を突き落としている具合、それも膝をすこし屈めてとあるからやはり自分の背丈よりも小さな人を…と考えたらやはり噂されていたとおりこの女性が子どもを殺めたんだなと。 でもなぜ夜に現れたのち、画工のほうを睨んだのかは気になるところ。客である画工も落としてやろうとしていたんだろうか…
主人公の見た幽霊はいったいどっちの幽霊だったのか? 読解力のない私としては、疑問と想像力の広がる作品でした。 昔の作家さんの、言葉の選び方、この時代独特の漢字の使い方、趣きがあって、素敵な作品でした。