三好十郎
放送劇の台本と 思われる。 九州で 木こりと筏師(いかだし)を 生業としている男たちが 川を下る 風景 が 迫力に満ちた描写で 伝わってくる。 後半 になると 舞台は東京となり 食い詰めた人たちが 生きる気力を失った少女を 中心に 肩寄せあって暮らしている。 多分 九州での思い出が 心の支えになっていると思われる。 放送劇 の最盛期の 作品 であろうと感じた。