「探偵小説思い出話」の感想
探偵小説思い出話
たんていしょうせつおもいでばなし
初出:「ぷろふいる」1946(昭和21)年7月

山本禾太郎

分量:約7
書き出し:新青年ではじめて探偵小説の懸賞募集をやったのは昭和何年であったか、戦災による罹災で書籍や参考記録の一切を焼いてしまった私の手元では、今はっきりと判らないが、何でも枚数は五十枚、賞金は一等五百円であったかと思う。その時故人夢野久作さんの『押絵の奇蹟』と私の『窓』が当選した。この発表にさきだって応募作品全部の題名と作者の氏名が発表されたが、何でも応募総数は四百編位であったと思う。ところが、その応募者総...
更新日: 2021/03/16
19双之川喜41さんの感想

 探偵小説芸術論と 通俗論との華やかな論争は さぞ面白かっただろう。 木々高太郎と 江戸川乱歩が組んで 甲賀三郎に対して 論陣を張ったそうだ。 探偵小説が すべて通俗とは 思ったことがないので 新鮮に 感じた。