「日本における史前時代の歴史研究について」の感想
日本における史前時代の歴史研究について
にほんにおけるしぜんじだいのれきしけんきゅうについて
初出:「史前学雑誌 第一巻第一号」1929(昭和4)年3月

喜田貞吉

分量:約17
書き出し:闇の夜に、鳴かぬ烏の声聞けば、生れぬ先の父ぞ恋しきということがある。われらがもし史前時代の歴史を研究したいなどとでも言おうものなら、それはあたかも生れぬ前の父を恋しがってみたり、真暗闇の夜に鳴きもせぬ烏の声を尋ねんとするようなもので、歴史家の仕事というよりも、むしろ禅学者の公案にでもした方がよいだろうと言われるかも知れぬ。少くも日本においては、近いころまでいわゆる史前時代の研究は、主として国学者や...
更新日: 2021/07/16
たこべるさんの感想

文字のあるところにしか歴史は存在しない。その歴史の外側に文字のない人々の広い広い世界とその歴史がある

更新日: 2021/07/11
阿波のケンさん36さんの感想

著者は独自の歴史研究を展開した歴史学者、考古学者である。歴史に対する向き合い方を熱く語っている。