「南予枇杷行」の感想
南予枇杷行
なんよびわこう

河東碧梧桐

分量:約11
書き出し:上り約三里もある犬寄《いぬよせ》峠を越えると、もう鼻柱を摩する山びやうぶの中だ。町の名も中山。一つの山にさきさかつてゐる栗の花、成程、秋になるとよくこゝから栗を送つてくる。疾走する車の中でも、ある腋臭を思はせる鼻腔をそゝる臭ひがする。栗の花のにほひは、山中にあつてのジャズ臭、性慾象徴臭、などであらう。南伊予には、武将の名を冠したお寺が多い。長曽我部氏に屠られた諸城の亡命者が山中にかくれて寺号の下に...
更新日: 2025/05/26
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  本場に くらべて 勿論 ごく 小規模 ではあるけど 日本の 巨石文化の 地の ようだ。我が国の それは 海外の 旅行者に どの程度 知られているのかは わからないけど 小国にも 巨石文化が 存在すること 自体が 空想を かき立てると 感じた。立石 机石 環状石群なども 整えられて いるらしく 訪れて 見たい 地の 一つである。

更新日: 2018/07/03
ハルチロさんの感想

枇杷の実が熟し、鮎の友釣りが行われる時季の南予(主に大洲、八幡浜周辺)紀行文です。南予地方の神代遺跡や当時隆盛の生糸産業などに触れるながら、南予地方の山川の景観のに触れることが出来ます。旅行書としても楽しめます。