カフカフランツ
どんなに権威があっても人望があっても、あるいはその使者がどんなに屈強であっても諦めずとも、そして伝言がどんなに重要であっても切実であっても、死者の便りが君(生者)へ届くことは決してない。 けれども君はその届かない便りを心に思い浮かべるだろう。 とても素敵な文章でした。
届かない便りを夢想するのは自由。
こんなに短い作品でも、カフカは読者の想像力をかきたてます。
輪廻にはまりこんだ魂をみる思いです。
カフカ特有の解釈の多義性があって理解するに難しいものの、発想はとてもおもしろい。