橘外男
内容は怪奇物だがそれなりに面白かった。
逗子の 廃寺の 墓前で見かけた 少年の幻影が 妻を亡くしたばかりの夫の 脳裏から なかなか 離れない。逗子を 引き払い 上京してからも 付きまとわれているような 気がする。ノイローゼと 怪奇話しとの隙間を 上手く 掬い上げたような 気がする。
情緒的で、全てを支配している空気感、色が、私にはとても心地よく感じました。人間死んだらどうなるのだろうか?1