「「自然」を深めよ」の感想
「自然」を深めよ
「しぜん」をふかめよ
初出:「新小説」1917(大正6)年4月

和辻哲郎

分量:約17
書き出し:一我々の生活や作物が「不自然」であってはならないことは、今さらここに繰り返すまでもない。我々は絶対に「自然」に即かなくてはならぬ。しかしそれで「自然」についての問題がすべて解決されたとは言えない。むしろ、問題はそれから先にある。一体どれが我々の生活のドン底の真実なのか。どれをつかんだ時に我々は「自然」に即したと豪語する事ができるのか。自然主義は殻の固くなった理想を打ち砕くことに成功した。しかし代わ...
更新日: 2024/04/28
19双之川喜41さんの感想

 和辻は ドストエフスキーの 見破ったのは 人格の上に 働く力の 深秘の 活動である とする。理外の 理とでも 顕す ことも できるようにも 見立てることが できるかもしれない。大切な 指摘と 想った。

更新日: 2023/01/20
0c2892c2e65fさんの感想

和辻哲郎にしては底が浅い。自然主義にしてもドストエフスキーにしても確たる読みがない。若書きの感強し。

更新日: 2017/03/24
b9ef941530ccさんの感想

和辻哲郎の自然を深めよは、ドストエフスキーを例にして、自然との身方を彼なりに説いているが、この文章は哲学者の様に思索的で、難解であるばかりか、同一出来ない内容だ。