「屋久島紀行」の感想
屋久島紀行
やくしまきこう
初出:「主婦之友」1950(昭和25)年7月

林芙美子

分量:約29
書き出し:鹿兒島で、私たちは、四日も船便を待つた。海上が荒れて、船が出ないとなれば、海を前にしてゐながら、どうすることも出來ない。毎日、ほとんど雨が降つた。鹿兒島は母の郷里ではあつたが、室生さんの詩ではないけれども、よしや異土の乞食とならうとも、古里は遠くにありて、想ふものである。雨の鹿兒島の町を歩いてみた。スケッチブックを探して歩いた。町の屋根の間から、思ひがけなく、大きくせまつて見える櫻島を美しいと見る...
更新日: 2025/08/18
艚埜臚羇1941さんの感想

  二里の 道を 裸足で 買い物に 来たという ばあさんに 乗りませんか と 誘うと 車に 酔うので 歩きますと 断られる。一切 車に 乗らないという 島人は 普通に いるようだ。