「露伴先生の思い出」の感想
露伴先生の思い出
ろはんせんせいのおもいで
初出:「文学」1947(昭和22)年10月号

和辻哲郎

分量:約11
書き出し:関東大震災の前数年の間、先輩たちにまじって露伴《ろはん》先生から俳諧の指導をうけたことがある。その時の印象では、先生は実によく物の味のわかる人であり、またその味を人に伝えることの上手な人であった。俳句の味ばかりでなく、釣りでも、将棋でも、その他人生のいろいろな面についてそうであった。そういう味は説明したところで他の人にわかるものではない。味わうのはそれぞれの当人なのであるから、当人が味わうはたらき...
更新日: 2017/01/16
1bf86c848d03さんの感想

幸田露伴は死ぬときにカカ大笑したのか!死ぬ前から死んだみたいに沈んでいてはいけないね。生命は光輝くのが自然なのだから。そして当たり前のように死んだ!先生が戯作の研究をしなかったのが、惜しいと和辻哲郎は書いてるが、戯作を追うなんて、ある意味キチガイ沙汰だとも思うよ。戯作だもん。