「松浦あがた」の感想
松浦あがた
まつらあがた
初出:「読売新聞」1898(明治31)年6月6日~10日、12日、13日

蒲原有明

分量:約36
書き出し:一「黄櫨成列隴※間南望平々是海湾未至栄《サガ》城三五駅忽|従《ヨ》林※得温山。」とはこれ頼山陽が「見|温仙岳《うんぜんだけ》」の絶句——この詩を誦し去りて、われらは先づ肥前の国に入る。「温泉《うんぜん》はちまき、多良頭巾《たらづきん》」といふこと、これをその国のある地方にて聴く、専ら雲の状《ありさま》を示せるもの、おもしろき俚諺《ことわざ》ならずや。温泉岳と、多良岳と、かれに焦熱の地獄あれば、これ...
更新日: 2020/09/29
19双之川喜41さんの感想

 『あがた』は 地方を意味する こともあるらしい。 「雲仙 鉢巻 ▫多良頭巾 」と言われるのは  山に掛かる雲の 形状を 意味する。 本来 地誌であろうけど  著者の博学には  辟易する。