「真夏の夢」の感想
真夏の夢
まなつのゆめ

有島武郎

分量:約24
書き出し:北の国も真夏のころは花よめのようなよそおいをこらして、大地は喜びに満ち、小川は走り、牧場の花はまっすぐに延び、小鳥は歌いさえずります。その時一|羽《わ》の鳩《はと》が森のおくから飛んで来て、寝《ね》ついたなりで日をくらす九十に余るおばあさんの家の窓《まど》近く羽を休めました。物の二十年も臥《ふ》せったなりのこのおばあさんは、二人《ふたり》のむすこが耕すささやかな畑地《はたち》のほかに、窓越《まどご...
更新日: 2024/05/15
8eb05d040692さんの感想

よくわからん話

更新日: 2024/04/14
19双之川喜41さんの感想

 鳩が 狂言回しで 90にあまる 老婆に 天国に いざなう。此の世も 美しいからと 断られる。百姓からは 井戸を 掘らないと いけない から。漁師からは 死ぬ前に 生きることが 大事と いずれも 誘いを 断られる。高いがけの 間の 暗いところに 住む 母娘は 六つの門を 通り抜け 海岸に 達する。鳩に 従い 天国に 行っても良いような 心持ちになる。自然の 描写は 美しく 読み聞かせにも 向いているかもしれない。深読み すれば さらに 味わい深い 展開と 想えた。

更新日: 2021/07/23
bc43847ac151さんの感想

キリスト教の影響が強く出ており、その比喩するところを読み解けず、難しかった。

更新日: 2019/12/19
六花亭四号さんの感想

結局鳩は母娘を天国へ連れて行ったように思う。どうせそうするなら最初からすぐに連れて行けばよかったものを、どうして母娘をわざわざ歩かせたのか。 考えるに天国行きを拒否した人々は死ぬほど悲しくはない、まだ人生でやるべきことがある、という理由で断っている。この流れで母娘に天国行きを尋ねたら「お父さんが帰ってくるまで待ちたいから」などといった理由で断られるだろう。しかし鳩は天国行きを尋ねまい、と言って母娘を天国へ誘わなかった。これはこんなに哀れな境遇にいながら天国行きを母娘が断る、と見越しての行動だろう。故に鳩は母娘が歩いても歩いても水を手に入れられず、絶望の縁へたたき落として、人生への望みを絶たせた状態で天国へ連れて行ったのだと思う。

更新日: 2017/06/17
イリュージョン亭チェリスさんの感想

暗い!

更新日: 2016/03/20
5eee557a25beさんの感想

わからない、何を表したいか?

更新日: 2016/02/09
2ae781e1191fさんの感想

貧しい母娘のお話。ストーリーは、不思議な内容です。情景描写は美しく、童話のよう。読みやすくはありました。