よくわからん話
鳩が 狂言回しで 90にあまる 老婆に 天国に いざなう。此の世も 美しいからと 断られる。百姓からは 井戸を 掘らないと いけない から。漁師からは 死ぬ前に 生きることが 大事と いずれも 誘いを 断られる。高いがけの 間の 暗いところに 住む 母娘は 六つの門を 通り抜け 海岸に 達する。鳩に 従い 天国に 行っても良いような 心持ちになる。自然の 描写は 美しく 読み聞かせにも 向いているかもしれない。深読み すれば さらに 味わい深い 展開と 想えた。
キリスト教の影響が強く出ており、その比喩するところを読み解けず、難しかった。
結局鳩は母娘を天国へ連れて行ったように思う。どうせそうするなら最初からすぐに連れて行けばよかったものを、どうして母娘をわざわざ歩かせたのか。 考えるに天国行きを拒否した人々は死ぬほど悲しくはない、まだ人生でやるべきことがある、という理由で断っている。この流れで母娘に天国行きを尋ねたら「お父さんが帰ってくるまで待ちたいから」などといった理由で断られるだろう。しかし鳩は天国行きを尋ねまい、と言って母娘を天国へ誘わなかった。これはこんなに哀れな境遇にいながら天国行きを母娘が断る、と見越しての行動だろう。故に鳩は母娘が歩いても歩いても水を手に入れられず、絶望の縁へたたき落として、人生への望みを絶たせた状態で天国へ連れて行ったのだと思う。
暗い!
わからない、何を表したいか?
貧しい母娘のお話。ストーリーは、不思議な内容です。情景描写は美しく、童話のよう。読みやすくはありました。