「食道楽」の感想
食道楽
くいどうらく

春の巻

はるのまき初出:「報知新聞」1903(明治36)年1月3日~3月30日

村井弦斎

分量:約453
書き出し:緒言小説なお食品のごとし。味佳なるも滋養分なきものあり、味淡なるも滋養分|饒《ゆたけ》きものあり、余は常に後者を執《と》りていささか世人に益せん事を想《おも》う。然《しか》れども小説中に料理法を点綴《てんてい》するはその一致せざること懐石料理に牛豚の肉を盛るごとし。厨人《ちゅうじん》の労苦尋常に超《こ》えて口にするもの味を感ぜざるべし。ただ世間の食道楽者流|酢豆腐《すどうふ》を嗜《たしな》み塩辛を...
更新日: 2021/11/28
虫メガネさんの感想

話が面白くなりそうな所で終わったので、次の巻も読みたいと思います。 しかし、主人公の周辺の人々(特にお登和嬢)は良い人達過ぎませんかね