「甘鯛の姿焼き」の感想
甘鯛の姿焼き
あまだいのすがたやき
初出:「星岡」1934(昭和9)年

北大路魯山人

分量:約3
書き出し:この料理は、東京に昔からあるものだが、大きいのでちょっと厄介である。金串を打つのにコツがあり、なにも知らずに、ただやたらに何本も串を打ってはいけない。最初に金串を扇形になるように打つ。それからあとは何本打とうと、扇の要《かなめ》のところを中心にすれば適当に打ってよい。そうすると、手で持つのに便利であるし、焼けても扱うたびに身がこわれるという憂いはなくなる。実際やっているのをごらんになれば、一目で納...
更新日: 2023/12/22
0c81e909fb2dさんの感想

解りやすく、とても面白い。 食材の特徴や、料理の意味合い、それに向き合い美味しく頂くことの大切さが身に染みて理解できる。 グルメのネタが溢れている今の世の中は、正しい情報を見付けるのにも一苦労するが、彼(魯山人)の情報はその心配はない。個人の感想や時代の違いを感じることもあるが、それも彩りとしてグルメを楽しめばよいだろう。

更新日: 2018/01/21
gnosaさんの感想

この食のこだわりは現代でこそ読まれるべき。