「甘鯛の姿焼き」の感想
甘鯛の姿焼き
あまだいのすがたやき
初出:「星岡」1934(昭和9)年

北大路魯山人

分量:約3
書き出し:この料理は、東京に昔からあるものだが、大きいのでちょっと厄介である。金串を打つのにコツがあり、なにも知らずに、ただやたらに何本も串を打ってはいけない。最初に金串を扇形になるように打つ。それからあとは何本打とうと、扇の要《かなめ》のところを中心にすれば適当に打ってよい。そうすると、手で持つのに便利であるし、焼けても扱うたびに身がこわれるという憂いはなくなる。実際やっているのをごらんになれば、一目で納...