「あいびき」の感想
あいびき
あいびき

ツルゲーネフイワン

分量:約24
書き出し:このあいびきは先年|仏蘭西《フランス》で死去した、露国では有名な小説家、ツルゲーネフという人の端物《はもの》の作です。今度徳富先生の御依頼で訳してみました。私の訳文は我ながら不思議とソノ何んだが、これでも原文はきわめておもしろいです。秋九月中旬というころ、一日自分がさる樺《かば》の林の中に座していたことがあッた。今朝から小雨が降りそそぎ、その晴れ間にはおりおり生ま煖《あたた》かな日かげも射して、ま...
更新日: 2024/04/19
19双之川喜41さんの感想

 あいびき といっても 挽き肉のこと ではない。偶然 野原の 茂みから 若い 男女の 密会を 盗み見る はめになった 男の 目から見た 逢い引きを 詩的に 活写している。少女は 遠い別れを 覚悟しているように 見え 怒涛のように 押し寄せてくる 別離を むかえる 哀しみに せめて 若者の 優しい言葉を 掛けてもらうことを 心の中で 望んではいるかのようにも 見受けられる。「何も不足----不足は無いけれど。何か一言。」の くだりは 心証に 焼き付いた。自然描写など トルストイを 越えているかのように 想えた。

更新日: 2020/05/02
mihlhfsrさんの感想

小説っていいものだなって、はじめて思いました。情景と人物の描写によって、「自分」が自分であるかのようにその世界に引き込まれ、読後「自分」のような気持ちになりました。そして、読む前よりも人に対する気持ちが豊かになったように思えます。

更新日: 2018/09/26
9a2f9309322cさんの感想

読みにくかった 訳がどうしても古く、古文を読んでいるよう 一文が長く情景が思い浮かべにくい

更新日: 2018/09/01
0b513927bb44さんの感想

よくわからなかった

更新日: 2017/02/28
b9ef941530ccさんの感想

ツルゲーネフイワンのあいびきは、ヴィクトルとアクリーナの秋の夕方の風景のなかでのやりとりの話。いつの間にか感情より、状景と季節の描写が主体となって、恋愛感情描写がぼやけている。

更新日: 2016/08/17
089672833699さんの感想

アクーリナの、 何も不足……不足はないけれど ただ何とか一ト言…… という言葉が、唇を迸る震える熱が、胸を震わす一葉でした。

更新日: 2016/07/31
cc9f504170d8さんの感想

情景の描写がすごい。

更新日: 2016/06/16
4bd3d3e9791aさんの感想

あいびき