「赤城山」の感想
赤城山
あかぎさん

大町桂月

分量:約18
書き出し:一赤城の大沼明治四十一年十月の末、われ三度目にて妙義山に遊び、去つて榛名山の麓を過ぎて、赤城山に上りぬ。世に、妙義、榛名、赤城の三山を、上州の三名山と稱す。げに、いづれも、名山也。されど、各※其特色を異にす。まづ高さを云へば、赤城は六千尺、榛名は五千尺、妙義は三千尺にも足らず。大きさを云へば、妙義は二里四方、榛名は六里四方、赤城は十里四方の地盤を占む。赤城にも、榛名にも、湖あり、溪流あり、瀑布あり...
更新日: 2025/09/19
艚埜臚羇1941さんの感想

  赤城の 裾野の 鍋割 硯石 辺りを 馬に乗り 緩やかに 登る。 ばひきの 少年が 「馬が 石に 一寸躓き 蹄鉄が 取れました」という 「降りようか」 と問えば 「そうねがいます」というので 以後は 徒歩による。人脚と 馬脚 まじえての 山登りも 珍しい。