「葛根湯」の感想
葛根湯
かっこんとう

橘外男

分量:約13
書き出し:日本へ来て貿易商館を開いてからまだ間もない瑞典《スエーデン》人で、キャリソン・グスタフという六尺有余の大男がある。図体《ずうたい》に似合わぬ、途方もない神経質な奴であった。ある朝、用事があって訪ねて行ってみるとこの動脈硬化症は手紙を書いていたが、人の顔を見るといきなり手を振って、「|静かに《クワイエトリ》!|静かに《クワイエトリ》!|小さな静かな声で話してくれ《スピークソフトリ》!|頭に響いてどう...
更新日: 2018/10/14
12f0e00299c2さんの感想

この時代の探偵小説作家の先生は本当に短い日常の出来事をも不思議な面白いベールで包んでくれる。

更新日: 2017/06/21
d2588c1635e5さんの感想

漢方薬をバカにしたら、言葉の壁が原因となって痛い目を見た。そんな様子がありありと目の前に出てくるような、とても生き生きとした文体で非常に読みやすかった。郷に入っては郷に従え。昔の人は上手いことを言ったことだ。

更新日: 2016/04/02
YELLOWテントマンさんの感想

題名が面白いので読んで見た。今度風邪にかかったら葛根湯を飲んでみようかな。