あまりの 人格者も 薄気味 悪い 暴虐 無慈悲な 主君に 仕えるのも 命懸け であろう。小説だから めりはりを つけて 人目を 引く 工夫を 各所に 仕込むのも 無理もない。この手の 激昂 しやすい お方は 診てもらえば 立派な 病名が くだされる 可能性大と 感じた。
囲碁で負けた爺が、本心で誉めていたにも関わらず伝わらない。 孤独だったかもしれない、だがしかし、暴君には変わりなく、臣下、庶民、犠牲者多数の酷い所業。 幼少期に本気になって叱ってくれる、怖い存在は必要に思う。
言い伝えとしては面白いが、単なるお坊ちゃまの気まぐれな人生
叱ってくれる人がいるって、大切。 憎い人の2、3人は居たほうが、かえって救いがありますね。
孤独こそが人にとって唯一真実であると思うが、そこに一度意識を向けてしまったがために正気ではいられなくなった忠直。ある種誰しもが心に抱く「自分のことを本当にわかってもらいたい」という欲こそ決して叶わず、叶うべきではない面白い部分だと思う。 傑作。
読むのは二度目だが、面白い。残虐非道だと言われている主人公の寂しさをよく表していて良い、読むべき
一伯が食べたい
ずいぶん昔に読んだものだから、ただ、忠直の苦しみや暴虐ばかりを覚えていた。 最後には気持ちの良い歳月を過ごしたようで、良かったねって感じ。 菊池寛の小説は、読後感が良いのが好まれるんだけど、それがまた文学ではないって言われる由縁。 売れない小説家はただの世捨て人と言った、つかこうへいの言葉を思い出し、そして菊池寛の偉大さを思う。