「蒼白い月」の感想
蒼白い月
あおじろいつき
初出:「サンエス」1920(大正9)年7月

徳田秋声

分量:約25
書き出し:ある晩私は桂三郎といっしょに、その海岸の山の手の方を少し散歩してみた。そこは大阪と神戸とのあいだにある美しい海岸の別荘地で、白砂青松といった明るい新開の別荘地であった。私はしばらく大阪の町の煤煙《ばいえん》を浴びつつ、落ち着きのない日を送っていたが、京都を初めとして附近の名勝で、かねがね行ってみたいと思っていた場所を三四箇所見舞って、どこでも期待したほどの興趣の得られなかったのに、気持を悪くしてい...
更新日: 2025/05/20
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  まるで 青白い 月に てらされたような 風景は 興趣を 男には よばない。鬱々悶々 とした 心象風景は はれる わけではない。感性が ととのうには さまざまなる 道具立てが そこそこ 整って いる ことも 大切と 今更のように 知れた。   

更新日: 2024/10/10
8eb05d040692さんの感想

気分が晴れてないと何処に行っても素直に感動できないのかも。 人間関係に関する感情や自分が置かれている立場も複雑