「南半球五万哩」の感想
南半球五万哩
みなみはんきゅうごまんマイル

井上円了

分量:約336
書き出し:南球五万哩余程、沐雨梳風嘆独行、帰入旧廬有相識、一窓梅月照寒更。甫水円了道人(南半球五万|哩《マイル》余の行程、雨で髪を洗い、風にくしけづり、たったひとりで旅するを慨嘆する。わが家に帰えればなじみのものがあり、窓より見る梅に月は寒さの深まりを照らしている。)緒言今回の南半球の周遊は、二百九十七日間に五万七十五マイルを踏尽せし故、一日に百六十九マイルずつを急行したる割合なり。かかる電光的旅行なれば、...
更新日: 2022/01/17
19双之川喜41さんの感想

 船旅の 愛好家が 読んだら 楽しいかもしれない。 メルボルンの 人口五十四万九千二百人と あるのは 当たり前の事ながら 現代とは かけ離れた 発展途上の 都市だったようだ。 紀行に 自作の漢詩が 添えてあるので 驚く。