01 再版につきて一言を題す
01 さいはんにつきていちごんをだいす初出:「哲學館第七學年度講義録 妖怪學講義 合本第一册 緒言及總論」哲學館、1896(明治29)年6月14日増補再版井上円了
“妖怪学”っていう響きにそそるものがあり、取り敢えず、「はじめに」の部分に当たる本作品に目を通しました。妖怪学を宗教哲学の観点から研究されての講義の模様なので、続く作品に期待したいです。
作者の妖怪学ー恐らく作者の命名だろうーの発心から目的、経緯が描かれている。明治17年から26年に渡って書かれたもので当時のありとあら ゆる書物を参考にしている。力作を思わせる。