「妖怪学講義」の感想
妖怪学講義
ようかいがくこうぎ

01 再版につきて一言を題す

01 さいはんにつきていちごんをだいす初出:「哲學館第七學年度講義録 妖怪學講義 合本第一册 緒言及總論」哲學館、1896(明治29)年6月14日増補再版

井上円了

分量:約4
書き出し:余は、数年来研究せる四百余種の妖怪を八大部門に分かち、一昨年一年間を期して講述し、一時その筆記を印刷して有志諸氏に配布したりしが、その後、四方より続々購読を望まるるものありとて、書肆《しょし》より切に再版を請求しきたれるをもって、ここに旧稿のまま再び印刷に付することとなす。再版は購読者の便をはかり、各部門につきてこれを合綴《がってつ》し、目録および付録を増加し、八大部門を合して六大冊となす。しかし...
更新日: 2022/03/16
ハルチロさんの感想

“妖怪学”っていう響きにそそるものがあり、取り敢えず、「はじめに」の部分に当たる本作品に目を通しました。妖怪学を宗教哲学の観点から研究されての講義の模様なので、続く作品に期待したいです。

更新日: 2021/06/13
阿波のケンさん36さんの感想

作者の妖怪学ー恐らく作者の命名だろうーの発心から目的、経緯が描かれている。明治17年から26年に渡って書かれたもので当時のありとあら ゆる書物を参考にしている。力作を思わせる。