少し古いものなので読み方が難しく感じましたが、調べながら読み進めると日本古来の神事に対する考え方が良く解りました。 門松の由来を推考していく作品なのですが、日本の伝統行事は元来、神様を迎える為のものであったということが解ります。 そこには必ず良くないものも憑いてくるので祓いという意味で各々が信仰するモノを作り祀る、ということをしてきたのではないかという事です。 こうした伝統文化は文字通り、私達、後世の者が知り子々孫々に伝えていく事が一番良いのでしょうけれど、時代が進んだ現代では、自ら知り自ら出来得る限りのことを継承していく他ないのだなと考えてしまいました。