片山広子
赤貧 洗うがごとし 寸止め すれば 赤ではなく ピンク色と なる。しばらく 我慢すれば なんとか 凌いで 過ごせる。なので 著者は 赤貧ではなく ピンク貧と 称する。近頃は 日本の 情けない 有様を わざわざ 遠く 異国の 地から 見物に くるのは 他人の 不幸は 蜜の味 だから かもしれない。さあ 値引き シールの 貼られる 時間だ。
唐突な展開に感じるところもあれど、不思議とすーっと入る。