「赤とピンクの世界」の感想
赤とピンクの世界
あかとピンクのせかい

片山広子

分量:約9
書き出し:赤とピンクの世界片山廣子農村が町となり、ながめが好く空気もきれいなので、だんだん新しい家が出来て、住む人も多くなつて来た。町のひらけ始めた時分に出来た十軒ばかりの家は、それぞれ屋根の色がちがひ坪数もちがつてゐるが、どの家もみんなみづみづしい生垣で、庭に椿や海棠やぼけ、また木犀や山茶花なぞ植ゑてあり、門前の道は何時もきれいに掃かれてこの辺一帯は裕福なインテリ層のすまひとすぐわかる。その中の一軒に、六...
更新日: 2025/12/01
艚埜臚羇1941さんの感想

  赤貧 洗うがごとし 寸止め すれば 赤ではなく ピンク色と なる。しばらく 我慢すれば なんとか 凌いで 過ごせる。なので 著者は 赤貧ではなく ピンク貧と 称する。近頃は 日本の 情けない 有様を わざわざ 遠く 異国の 地から 見物に くるのは 他人の 不幸は 蜜の味 だから かもしれない。さあ 値引き シールの 貼られる 時間だ。

更新日: 2017/03/27
036ce3333072さんの感想

唐突な展開に感じるところもあれど、不思議とすーっと入る。