読解力が足りず原文で読めない悲しさ。現代語訳ですら読んでこなかった。長丁場の為、手を付けることすら避けてきた。ようやく桐壺を読んだ。丁寧で分かりやすい。一安心。
桐壺に対する 帝の 寵愛は ひとかたならぬものが 在ったので 嫉妬に 狂った バックヤードの 女たちの 嫌がらせは 壁に 釘などを 打ち込んで 着衣に かぎ裂きが 出来るように 仕掛けたり 通路を 釘付けにして 通行を 妨げたりすることも たびたびであった。むりもない ことではあるけど 権力闘争を 内に秘めた 人間模様が 繰り広げ られていくのである。
千年ものあいだ今もなお君臨し続ける日本文学の最高傑作
桐壺と源氏に対する手放しの称賛ぷりは如何にも女性作者らしい それがまた必死な感じでちょっと痛い 桐壺に唯一欠けているのが後ろ楯=身分で それすら持った完璧な存在が藤壺 ますます女性好みの設定 才女 紫式部もやはり女性なのだなーと 与謝野晶子の訳は中学の頃に読んだ時には難解に思えたが 今読むとまるで別物かと思う程 するする頭に入って来る ただ 原文に忠実に訳したためか 主語がわかり辛い箇所がいくつかあったのと 現代的な表現が目について 雰囲気を壊しているのが残念だった
意訳が多々あるだろうが、あの難解な平安の古文をここまで砕いて読みやすくした功績はすごい。
流石は長きに渡って読み継がれる名作とだけあって、1000年も前に書かれたとは思えないほどの精度の作品だと終始嘆息する。
最近、角田訳が出版されており、今日、桐壺を読んだばかりだったので、青空文庫のぞいたら、与謝野訳があったので読んだ次第である。 楊貴妃も出てきて、桐壺、藤壺、さぞかし美人さんなんだろうナ、と思う。それにつけてもいつの世も、その他のイケてないブス女の嫉妬心たるもの凄まじい!!! 与謝野訳は「意地の悪い仕掛け」をそのブス女どもがするそうだが、角田訳(寂聴訳でも)では「汚物」を桐壺へ行く廊下にまくのだ、とある。 ようするに「ウンコ」だ!着物の裾が汚れるらしい。 美人薄命で、病死する桐壺。男はみんな桐壺の味方です。 その子供の光源氏は微妙。 色男にはブス女のようにジェラシーたっぷりだナ! 須磨源氏までは読み進めたいが、そのうち、エロ男にあたまにくるぞ!
行き過ぎた愛情は人を滅ぼしてしまう。 ただこの愛こそが後ろ盾のない女性を支えていたのでもあるし、そこにいたどの女性もその寵愛を自分こそが注がれたかっただろうと思う。 これからの物語のはじまりの話。
難しいけれど与謝野晶子さんの素晴らしい訳で物語に入り込むことが出来ました
与謝野晶子さんありがとう。
ドキドキした‼
次が楽しみです❤
『源氏物語』の現代語訳は誰のが良いか迷っていたが、無料で読めるこの青空文庫のがあって良かった。しかし、紙の本での現代語訳もほしい。誰のが良いかな?