「橋の上で」の感想
橋の上で
はしのうえで

小泉八雲

分量:約8
書き出し:お抱え車夫の平七が、熊本の町の近郊にある有名なお寺院へ連れて行ってくれた。白川に架かっている、弓のように反《そ》った、由緒ありそうな橋まで来たとき、私は平七に橋の上で停まるように言った。この辺りの景色をしばし眺めたいと思ったのである。夏空の下で、電気のような白日の光に溢れんばかりに浸《ひた》されて、大地の色彩は、ほとんどこの世のものとは思われないほど美しく輝いていた。足下には、浅い川が灰色の石の河...
更新日: 2024/04/28
19双之川喜41さんの感想

 人力車の お抱え車夫が 八雲に 語るには 男たちが 簑(みの)の下に 刀を 隠し持ち 何気(なにげ)なく 装(よそお)い 通りかかる人を 次々と 三人も 切り殺した。そのことを 長い間 口外(こうがい)することが 無かったのは 「人に しゃべったら 恩知らずに なったですたい」と いう。めくらみの するような 壮絶(そうぜつ)な 歴史の 目撃談(もくげきだん)と 感じた。 

更新日: 2016/11/22
5a4b239b0fe3さんの感想

西南戦争のひとこま。映画のような鮮烈な描写

更新日: 2016/05/25
5bb1ced16906さんの感想

 斬首、しかも、連続3人、橋の上で、近くから、目撃した車夫は、時を経て、語り出す。 実話と、思われる。 風景の描写が、美しく、書き込んである。 惨劇との、対比により、際立つ。 味わいは、上質な、楽しみである。又4

更新日: 2016/02/25
cc5bf98e7015さんの感想

疲れた。