「小林秀雄小論」の感想
小林秀雄小論
こばやしひでおしょうろん

中原中也

分量:約2
書き出し:機敏な晩熟児といふべき此の男が、現に存するのだから僕は機敏な晩熟児が如何にして存るかその様を語らうと思ふ。この男は意識的なのです。そして意識はどつちみち人を悲しませるものです。然るにその悲しみ方に色々ある。そしてこの男について言つてみれば、この男はその悲しむ段となつてはまるで無意識家と同しなのです。それは私にこの男の意志が間断しないことを知らせます。けれども、悲しむ段となつてだけ無意識なんてことが...
更新日: 2018/02/22
isonoさんの感想

ヴァニティ=虚栄・虚飾

更新日: 2017/12/28
3e2d4ca46d2cさんの感想

少し難解なり。

更新日: 2016/06/25
芦屋のまーちゃんさんの感想

小林秀雄は批評家だ。 中原中也は詩人だ。 小林の仕事は中原の作品を批評することだ。 中原は批評される対象である詩を生むのが仕事のはずだ。 ところが、逆に 中原は小林を批評の対象とした。 批評家はオリジナル作品を生み出せぬ輩なので、自然、小林という人間自体を対象にせざるを得なかったのだ! 小林を「彼」ではなく「この男」と表現していることからも、この男に対する評価がわかる。 絶交したとか聞いたが・・・

更新日: 2015/09/08
17e8ffb245d4さんの感想

中原中也による小林秀雄批判。小林の運命や宿命、天才、魂などを見抜こうとする批評の根源と限界を示唆している。