「高橋新吉論」の感想
高橋新吉論
たかはししんきちろん
初出:「赤門文学 四・五月合併号」1943(昭和18)年4月1日

中原中也

分量:約5
書き出し:こんなやさしい無辜《むこ》な心はまたとないのだ。それに同情のアクチイビティが沢山ある。これは日本人には珍らしい事だ。この人は細心だが、然し意識的な人ではない。意識的な人はかうも論理を愛する傾向を持つてゐるものではない。高橋新吉は私によれば良心による形而上学者だ。彼の意識は常に前方をみてゐるを本然とする。普通の人の意識は、何時も近い過去をみてゐるものなのだ。——彼の魂にとつて現象は殆んど何物でもない...
更新日: 2017/12/28
3e2d4ca46d2cさんの感想

なかなか面白いです。

更新日: 2017/01/27
katayon81201さんの感想

冒頭の「ほとんどの人はずいぶん近い過去に生きている」という一文。グサッときた。