「日記と自叙伝」の感想
日記と自叙伝
にっきとじじょでん

三木清

分量:約9
書き出し:日記と自叙伝三木清三つの種類の人間がある。先づ他人の私事に妙に関心し、とりわけいはゆる醜聞を、ことに世間に名の知られた他人の醜聞を愛する人間がある。彼等はさういふ興味からいはゆる三面記事事件を喜ぶ。このやうな人間の興味は、今日ことに婦人雑誌などによつて巧に利用されてゐるところである。第二の種類の人間は特にいはゆる英雄伝や偉人伝を読むことを好むやうに見える。彼らはとにかく偉い人になりたい、なんでも成...
更新日: 2018/10/03
いちにいさんの感想

日記はできれば、活字ではなく、直筆のものを見たい。読むのではなく、見たい!日記帳そのものを閲覧できる文学館でもあれば興味深いのだが。 あくまで、想像だが、 森鴎外などは、筆で楷書で記していることだろう。坂口安吾などは、殴り書きで編集者でも判読不能だったりして。