「帰来」の感想
帰来
きらい

阿部次郎

分量:約15
書き出し:1千九百二十三年の七月、私は、独逸を出てから、和蘭・白耳義を経て再びパリにはひつた。其処の美術館で、前に見た目ぼしいものを見なほしたり、前に見のこして置いたものを見たりするのが私の主たる目的だつた。その月の二十七日の午後、私はルーヴルの大玄関をはひつて直ちに右に折れ、Galerie Mollien を突当つて同じ名を負ふ階段を二階に上り、左折して仏蘭西初期の画廊に入ると間もなく、又三階に上る階段を...
更新日: 2023/09/25
a9b2be4143a4さんの感想

日本美術と西洋美術を端的に観察できていると思います。 日本のものはたしかにおちつくけれど、気持ちを上げるには、西洋美術なのかも。