「藤十郎の恋」の感想
藤十郎の恋
とうじゅうろうのこい

菊池寛

分量:約31
書き出し:人物坂田藤十郎都万太夫座の座元、三が津総芸頭と賛えられたる名人霧浪千寿立女形、美貌の若き俳優中村四郎五郎同じ座の立役嵐三十郎同上沢村長十郎同上袖崎源次同じ座の若女形霧浪あふよ同上坂田市弥同上小野川宇源次同じ座のわかしゅ形藤田小平次同上仙台弥五七同じ座の道化方服部二郎右衛門同じ座の悪人形金子吉左衛門同じ座の狂言つくり万太夫座の若太夫万太夫座の持主楽屋頭取楽屋番二、三人その他大勢の若衆形、色子など宗清...
更新日: 2017/02/13
b9ef941530ccさんの感想

菊池寛の藤十郎の恋は、藤十郎の楽屋で、藤十郎と噂されている女はが死んだ話。こんな噂が流れると、狂言の何恥じると言われても、藤十郎は意に介せず。藤十郎は狂言のプロである。

更新日: 2015/11/28
80a6b5c171cbさんの感想

本当にあった話らしいけど、菊池寛が「らしく」脚色している。 芸談なのだが、落語の「中村仲蔵」のようなカタルシスはない。 ちょっと、なんかな~って感じ。若年の頃は、嫌いな作品だった。今も好きではないけど、よく分かる。