菊池寛
菊池寛の藤十郎の恋は、藤十郎の楽屋で、藤十郎と噂されている女はが死んだ話。こんな噂が流れると、狂言の何恥じると言われても、藤十郎は意に介せず。藤十郎は狂言のプロである。
本当にあった話らしいけど、菊池寛が「らしく」脚色している。 芸談なのだが、落語の「中村仲蔵」のようなカタルシスはない。 ちょっと、なんかな~って感じ。若年の頃は、嫌いな作品だった。今も好きではないけど、よく分かる。