「わが幼時の美感」の感想
わが幼時の美感
わがようじのびかん
初出:「ホトトギス 第二巻第三号」1898(明治31)年12月10日

正岡子規

分量:約8
書き出し:極めて幼き時の美はただ色にありて形にあらず、まして位置、配合、技術などそのほかの高尚なる複雑なる美は固より解すべくもあらず。その色すらなべての者は感ぜず、アツプ(美麗)と嬉しがらるるは必ず赤き花やかなる色に限りたるが如し。乳呑子《ちのみご》のともし火を見て無邪気なる笑顔をつくりたる、四つ五つの子が隣の伯母さんに見せんとていと嬉しがる木履《ぽっくり》の鼻緒、唐縮緬《とうちりめん》の帯、いづれ赤ならざ...
更新日: 2025/05/16
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  子規は 花は 我が 世界にして 草花は 我が 命なり。桜 芍薬 よりも 溜壷 近くに 咲く 豌豆 そら豆を めでたと 言う。大勢に ついて 付和雷同に はしることなく 何故か わからないけど 小さな 神が これらに 宿って 居るのかもしれない けど はっきり しないと 言う。幼い頃から 自分自身の 美的な 感覚を 上位に 置いたのは ある種 稀に見る 感性に 恵まれた 天才的 存在と 感じ入った。