「ゼラール中尉」の感想
ゼラール中尉
ゼラールちゅうい

菊池寛

分量:約20
書き出し:リエージュの町の人で、ゼラール中尉を知らぬ者はあるまい。中尉は、リエージュの周囲にいくつも並んでいる堡塁《ほうるい》の一つである、フレロン要塞の砲兵士官である。スタイルの素晴らしく水際立った、立派な士官である。中尉の短く刈り込んだ髭や、いつも微笑を湛《たた》えている蒼い瞳や、一本一本手入れの届いている褐色の頭髪などは、誰にも快い感じを与えずにはいなかったのである。リエージュにある、すべてのバーやカ...
更新日: 2023/01/05
鍋焼きうどんさんの感想

空気と相手の心情を読まず、敵の戦術が読めるゼラール。扱いが厄介な人物。

更新日: 2021/12/23
19双之川喜41さんの感想

 中尉は ある意味 貴重な存在と思う。 問題の所在を はっきりさせるのではないか。 死に至る迄 持論にこだわる。 そして 対極にある考えを 浮かび上がらせるからである。

更新日: 2017/02/20
笛吹き娘さんの感想

その場で観ているような臨場感。そしていつの世にもいる、こんな人。私の近くにもいるw

更新日: 2017/02/19
b9ef941530ccさんの感想

菊池寛のゼラール中尉はガスコアン大尉との口論で、ベルギーをドイツ軍が攻めてくると核心した。結局、ゼラール中尉の忠告は現実のものとなった。ゼラール中尉はガスコアン大尉に自分が正しかったと認めさせたかったが、かなわなかった。遂にゼラール中尉は負傷して、戦死するが、死に間際も自己の意地を通していた。ガスコアン大尉は憐れんだ。

更新日: 2015/11/28
80a6b5c171cbさんの感想

いるよね~ こういう人