「如何に読書すべきか」の感想
如何に読書すべきか
いかにどくしょすべきか
初出:「学生と読書」1938(昭和13)年12月

三木清

分量:約29
書き出し:一先ず大切なことは読書の習慣を作るということである。他の場合と同じように、ここでも習慣が必要である。ひとは、単に義務からのみ、或いは単に興味からのみ、読書し得るものではない、習慣が実に多くのことを為《な》すのである。そして他のことについてと同じように、読書の習慣も早くから養わねばならぬ。学生の時代に読書の習慣を作らなかった者は恐らく生涯読書の面白さを理解しないで終るであろう。読書の習慣を養うには閑...
更新日: 2019/10/22
いちにいさんの感想

古典、原書を読め。しかし、新刊書も否定はしない。多読で良し。しかし、精読する書物が必要。発見的に読め。他人に考えてもらうことではない。ショーペンハウエル的な発想は止めろ。 リズムがある文章だ。三木は哲学者だがエッセイは読みやすい。