「とと屋禅譚」の感想
とと屋禅譚
ととやぜんたん
岡本かの子
分量:約16分
書き出し:
一明治も改元して左程《さほど》しばらく経たぬ頃、魚河岸《うおがし》に白魚と鮎《あゆ》を専門に商う小笹屋という店があった。店と言っても家構えがあるわけでなく鮪《まぐろ》や鮫《さめ》を売る問屋の端の板羽目の前を借りて庇《ひさし》を差出し、其《そ》の下にほんの取引きに必要なだけの見本を並べるのであった。それだからと言って商いが少ないと言うわけではない。なにしろ東京中の一流の料理屋が使う白魚と鮎に関する限...
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更新日: 2021/03/08
19双之川喜41さんの感想
河岸に店のようなものを 張って商売している男が 吉原に行く途中で 坊主に案内を頼まれ 同宿する。 結末は 唐突で 読み手は戸惑う。 狙って そうしたのかは 判らないと感じた。
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