「一席話」の感想
一席話
いっせきばなし

泉鏡花

分量:約31
書き出し:上總國《かづさのくに》上野郡《かうづけぐん》に田地《でんぢ》二十石《にじつこく》ばかりを耕《たがや》す、源五右衞《げんごゑ》と云《い》ふ百姓《ひやくしやう》の次男《じなん》で、小助《こすけ》と云《い》ふのがあつた。兄《あに》の元太郎《もとたらう》は至極《しごく》實體《じつてい》で、農業《のうげふ》に出精《しゆつせい》し、兩親《りやうしん》へ孝行《かうかう》を盡《つく》し、貧《まづ》しい中《なか》に...
更新日: 2024/09/22
8eb05d040692さんの感想

碌でもない人間が都に流れ込む。現代も少なからず居るだろうな…

更新日: 2024/04/15
19双之川喜41さんの感想

 百姓の 次男坊の 小助は 日焼けを 病的に 避けている くらいだから 家業に 精を 出すような ことはしない。いくらなんでも いたたまれないので 都に 上ろうと 企んでは いるけど 計画倒れに なりそうである。鏡花は 近頃 この手の 輩が 増えてきたと 嘆いて 見せる。元祖 何とかなる族か。

更新日: 2020/08/02
2284dc76c63fさんの感想

ニート男が引き起こした騒動の話。私も現在ニートなので、人のことは言えない。私が男だったら、これくらい人を迷惑させたろうか。