「真夏の梅」の感想
真夏の梅
まなつのうめ
初出:「女性 第十巻第三号」プラトン社、1926(大正15)年9月1日

泉鏡花

分量:約24
書き出し:梅《うめ》や漬梅《つけうめ》——梅《うめ》や漬梅《つけうめ》——は、……茄子《なすび》の苗《なへ》や、胡瓜《きうり》の苗《なへ》、……苗賣《なへうり》の聲《こゑ》とは別《べつ》の意味《いみ》で、これ、世帶《しよたい》の夏《なつ》の初音《はつね》である。さあ、そろ/\梅《うめ》を買《か》はなくては、と云《い》ふ中《うち》にも、馴染《なじみ》の魚屋《さかなや》、八百屋《やほや》とは違《ちが》つて、此《...
更新日: 2025/05/01
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  鏡花は  梅干しを 作ろうとして やっとのことで 手に入れた 梅実を 天日干しに 架けるけど 名だたる 病的で 極端な 潔癖症である 鏡花は 小虫が 日にさらした 小梅に 群がってくるのに 心底 腹を 立てて 晒してある 梅を 白布で 覆って しまう。光を 目一杯 浴びて 梅干しと なるのだから 紫外線対策は しないほうが 良いかもしれないと 感じた。小虫をも 愛でる 気持ちが 少しでも あったら 鏡花の 作風は 違って いたのだろうか。

更新日: 2024/10/07
8eb05d040692さんの感想

後半から読むに難しくなっていくけど、泉 鏡花が梅干しを好きなのは良くわかる