「木菟俗見」の感想
木菟俗見
みみずくぞくけん
初出:「東京朝日新聞 第一六二五六号~第一六二六一号」東京朝日新聞社、1931(昭和6)年8月2日~7日

泉鏡花

分量:約49
書き出し:苗賣《なへうり》の聲《こゑ》は、なつかしい。……垣《かき》の卯《う》の花《はな》、さみだれの、ふる屋《や》の軒《のき》におとづれて、朝顏《あさがほ》の苗《なへ》や、夕顏《ゆうがほ》の苗《なへ》……またうたに、……田舍《ゐなか》づくりの、かご花活《はないけ》に、づツぷりぬれし水色《みづいろ》の、たつたを活《い》けし樂《たの》しさは、心《こゝろ》の憂《う》さもどこへやら……小《こ》うたの寄《よ》せ本《...
更新日: 2022/03/11
19双之川喜41さんの感想

 行商人の売り声や 野鳥のさえずりを  丁寧に採集して 描いている。 柳田とあるは  柳田邦男のことか。 小説というよりは むしろ随筆という感じを受けるけど 味わいのある 筆の運びでは あると思った。