「左の窓」の感想
左の窓
ひだりのまど
初出:「新小説 第九年第七巻」1904(明治37)年7月1日

泉鏡花

分量:約11
書き出し:今年《ことし》四月《しぐわつ》二十九日《にじふくにち》、新橋發《しんばしはつ》、汽車《きしや》は午前《ごぜん》六時半《ろくじはん》なれども、三十日《みそか》を前《まへ》に控《ひか》へたれば、未《ま》だ夜《よ》の明《あ》けぬに出立《いでた》つ。夜逃《よにげ》の體《てい》に似《に》たるかな。旅馴《たびな》れぬ身《み》のしをらしくも心《こゝろ》急《せ》きたるなり。柳《やなぎ》の翠《みどり》ほのぼのと、丸...
更新日: 2025/04/21
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  蒸気 機関車の 車中の 有様を 写し  採って いる。山北驛より 京美人  連れの  老爺 乗り込む。温泉旅行の 帰りに 違いないと 勝手に 妄想を たくましくする。乗り鉄 ならば 旧 東海道線は 迂回して いたので  趣きも 一塩で あろう。

更新日: 2024/10/08
阿波のケンさんさんの感想

明治37年当時の風情が目に浮かぶ。東京新橋から豊橋までの汽車の旅。箱根から乗ってきた60絡みの禿げたお爺さんが若い女を連れているがどうも湯治帰りらしい。周りの人はそれを非難しながら一方羨ましい眼差しで見てる。

更新日: 2024/09/26
8eb05d040692さんの感想

読みづらく難しい、それでも良かったです。旅の風景が伝わりました。