「一人舞台」の感想
一人舞台
ひとりぶたい

森鴎外

分量:約17
書き出し:人物甲、夫ある女優。乙、夫なき女優。婦人珈琲店の一隅。小さき鉄の卓二つ。緋天鵞絨張の長椅子一つ。椅子数箇。○甲、帽子外套の冬支度にて、手に上等の日本製の提籠を持ち入り来る。乙、半ば飲みさしたる麦酒の小瓶を前に置き、絵入雑誌を読みいる。後対話の間に、他の雑誌と取り替うることあり。甲。アメリイさん。今晩は。クリスマスの晩だのに、そんな風に一人で坐《すわ》っているところを見ると、まるで男の独者《ひとりも...
更新日: 2025/05/29
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  クリスマスイブに 既婚者と 未婚者が 話しを 繰り出し 既婚者が 優位を 取った ようにも 見受けられる けど 見かけたところ 負け犬の 方が 実は 勝ちのようにも おもえてくる。独白劇なので 詩情 溢れる とはいかない けど 不思議な 魅力に 充ちた 佳作と 感じた。