「帯広まで」の感想
帯広まで
おびひろまで
初出:「文藝春秋」1936(昭和11)年11月

林芙美子

分量:約34
書き出し:水気の多い南風が吹いていて、朝からごろごろ雷が鳴っていた。昼から雨になった。伊代は九太から手切れの金だと云って貰った四拾円の金を郵便局に貯金に行った。雨の中を傘もささずに歩きながら、伊代は足が地につかないような、ふわふわした気持ちであった。四枚の拾円札が貯金の通帳になってしまうと、手も足も風に※ぎとられて行ったような変な淋しさになった。心のうちには、夫婦ぐらしが終りになったら、こんな卒業証書を貰う...
更新日: 2025/04/01
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941 女は 化粧品の マネキン 販売の ために 北海道 帯広まで 仕事の 仲間と ともに 遠征する。そこで 昔 邪険に された 楽士と 再会 するけど 二人の 間には 白け 切った 恋慕の 情しか 残っては いなかった。芙美子には 細部の 巧みさは 感じられる けど 特に 読むほどの ことはない。