登場する少年達の屈託のない感じ良かった
真夏に読んだこともあり、より明瞭な情景を想像する事ができたと思います。こういった不思議な出来事の話は、いくつになっても心が踊りますね。彼らは翌年も会えたのだろうか?海の中へは行けたのだろうか?大人になってしまった自分は、心の何処かで何方も叶わなかったであろう事を知りながら、それでもそうあって欲しいと願っています。私も潮風に吹かれながら、浜辺の砂を足裏に感じたくなりました。
海の国の描写が美しくて素敵だった。 子供時代の静かで輝かしい夏の一瞬を切り抜いたような掌編でした。
人に話した事はないが子供の頃の不思議な体験、聞き出してみると意外と皆ある。どれも笑っちゃうけどね…
凝り固まったアタマの解れる作品 子供から大人迄読む人によって感想は変わるだろう 大切な全ての事をカンタンに数ページで語れる こう言う内容を書ける人は居ないので☆5
白帆の影が 白鳥の飛んでるように見えてという くだりは 実感がある。 江ノ島という 実在の地名のでてくるのが 珍しい。 少年は 亀に乗って 去っていくのは お約束 とおりである。 別荘とあるので 鵠沼寄りかもしれない。
着物の子のほがらかさが心にじんわりと沁みた。まるでおぼろげで幸せな夢を見たかのような、素敵な作品だった。
未明らしい優しい小品。浦島伝説が背景になっているのだろうか。
本を読むと いろんな想像をして その世界に入り込んでいた 子供のころがありました。 私の憧れの世界は、他の作者ですが『だれもしらない小さな国』でした。 誰にとっても そんな世界があると思います。 この物語とは 見当ちがいな感想かもしれませんが、思い出しました。