「海の少年」の感想
海の少年
うみのしょうねん
初出:「少年文庫」1906(明治39)年11月

小川未明

分量:約11
書き出し:今年《ことし》の夏休《なつやす》みに、正雄《まさお》さんは、母《かあ》さんや姉《ねえ》さんに連《つ》れられて、江《え》の島《しま》の別荘《べっそう》へ避暑《ひしょ》にまいりました。正雄《まさお》さんは海《うみ》が珍《めずら》しいので、毎日《まいにち》朝《あさ》から晩《ばん》まで、海辺《うみべ》へ出《で》ては、美《うつく》しい貝《かい》がらや、小石《こいし》などを拾《ひろ》い集《あつ》めて、それをた...
更新日: 2025/02/20
8eb05d040692さんの感想

登場する少年達の屈託のない感じ良かった

更新日: 2022/08/13
bdaec355c58dさんの感想

真夏に読んだこともあり、より明瞭な情景を想像する事ができたと思います。こういった不思議な出来事の話は、いくつになっても心が踊りますね。彼らは翌年も会えたのだろうか?海の中へは行けたのだろうか?大人になってしまった自分は、心の何処かで何方も叶わなかったであろう事を知りながら、それでもそうあって欲しいと願っています。私も潮風に吹かれながら、浜辺の砂を足裏に感じたくなりました。

更新日: 2021/08/04
もちごめさんの感想

海の国の描写が美しくて素敵だった。 子供時代の静かで輝かしい夏の一瞬を切り抜いたような掌編でした。

更新日: 2021/03/23
cefb6297754dさんの感想

人に話した事はないが子供の頃の不思議な体験、聞き出してみると意外と皆ある。どれも笑っちゃうけどね…

更新日: 2020/11/27
0aca143e7a39さんの感想

凝り固まったアタマの解れる作品 子供から大人迄読む人によって感想は変わるだろう 大切な全ての事をカンタンに数ページで語れる こう言う内容を書ける人は居ないので☆5

更新日: 2019/10/16
19双之川喜41さんの感想

 白帆の影が 白鳥の飛んでるように見えてという くだりは 実感がある。 江ノ島という 実在の地名のでてくるのが 珍しい。 少年は 亀に乗って 去っていくのは お約束 とおりである。 別荘とあるので 鵠沼寄りかもしれない。

更新日: 2018/04/27
9faefe98cbdeさんの感想

着物の子のほがらかさが心にじんわりと沁みた。まるでおぼろげで幸せな夢を見たかのような、素敵な作品だった。

更新日: 2017/10/10
ec538f32331eさんの感想

未明らしい優しい小品。浦島伝説が背景になっているのだろうか。

更新日: 2015/09/20
a5ac6a3c331fさんの感想

本を読むと いろんな想像をして その世界に入り込んでいた 子供のころがありました。 私の憧れの世界は、他の作者ですが『だれもしらない小さな国』でした。 誰にとっても そんな世界があると思います。 この物語とは 見当ちがいな感想かもしれませんが、思い出しました。