とても美しい物語。良かったです。
二人の世界で生きてきた中、突如として孤独に突き落とされた時、どれほどの絶望と、後悔と、虚無感に苛まれるのでしょう。私は同じ境遇にたった時、果たして生きることを止めずにいられるでしょうか。触れ合った体温、肌の色から、彼はもういない事を心の何処かで解っていても、どうしても逢いたかったという気持ちが、ひしひしと伝わってきます。もしも新しい出会いが、素晴らしいものであったなら、星の世界から彼は、逢いに来てくれなかったかもしれませんね。星が瞬く刹那、彼らが昔を懐かしめますように...。
感動した!
風景描写がとても美しい、未明作品らしいと思いました。 今ではこんな環境の中にいる子どもは稀かもしれませんね。 タイムスリップして、幻想的なこの作品の中に、しばし浸ってみたい気持ちになりました。
親しくしていた人の死を受け入れるのには、 何段階にもある感情の動揺に加え、長い時間がかかるのだという。 幼い主人公の経験した親友との死別もまた、筆舌に尽くしがたい苦しみであったことだろう。 小川未明の作品に出てくる子どもたちの多くは、貧しくも素朴で鋭敏な感性を持っている。 主人公の生活は決して物質的に豊かなわけではない。 しかし、それ故に自然から与えられる美しさを得ることができた。 最後に触れた親友の手のつめたさは、人工の及ばぬ彼方から与えられた恵みにより、 彼の死を受容することができたことの証であると感じた。
文雄が毎晩会いに来てくれて寂しくなくなった、と言うところで終わっていたら普通の童話。 でも最後、文雄の死を再認識させられるように、「ロウのように・・・」と言う文が続く。 寂しくないように、死んだ文雄が毎晩会いに来てくれる。 でもやはり文雄が亡くなっている事は忘れてはいけない。現実も受け入れなければならない。 人生、自分のカラだけに篭っていてはいけない
切ないからやめたげてよぉ(;_;)
現実ではない世界にも友達はいる。その友達は、心の目でみないと見えない存在だけど。オルゴールの音と色とりどりの星の光が美しかったです。手回しのオルゴールの音が聴きたくなりました。
とても感動しました。
本当に悲しい話です。 純粋と清い友情についての話だ。全然わがままじゃなく、いつもたがいに何よりもものをくれる。
大好きな友達が亡くなってしまい良吉は悲しい思いをし、とても可哀想でした。 でもとういい星の世界から彼の友達文雄が訪ねて来てくれるなんて.......やはり良い友を持つことわ幸せな事だと思いました。寂しい気持ちがしましたが、 最後とても嬉しかったです。
やさしいけど 寂しいような切ないような いろんな余韻を感じました。
幼馴染みがいつも自分と気が合うから、一緒に楽しくて幼い時期を過ごしてくれて、いつまでも自信をくれて、応援してくれて、人生に永遠の支えとなっている一生の宝物である。
優しいはなしだ
なんか今風に育った僕は、良吉が羨ましく、思いました。